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【退職】めちゃくちゃ怖いお局さまをなんとなく攻略したと思っていたのに

わたしの職場には怖い先輩がいて、最初の1ヶ月はビクビクして過ごしました。でもこのままではいけないなあと思って、他愛もない話をしてみたり、質問があれば積極的にその先輩に訊いたりして、苦手意識を少しずつ薄めていきました。

そうやって少しずつ距離も縮まっているような感じがしてきたある日、その先輩があと数日で退職すると知りました。家庭の都合で急に決まったことだそうです。

怖い人だけど仕事の知識は確かで困ったときは頼りにしていたし、最近ようやく少し仲良くなったような気すらしていたので自分でも意外ですがただ驚いたし、なんだか少し寂しさすら感じました。

別れって突然ですね。

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この別れが今生の別れになる

人との縁は簡単に切れてしまうもので、わたしとこの先輩もこの先のある日に一緒に勤務をして、いつも通り「お疲れ様ですー」でもう今後会うことはなくなります。「ありがとうございました」くらいは言うと思いますが別れを惜しむほどの仲の良さではないですし。

この先輩のことが嫌で早々に辞めてしまおうかと思ったあの日、辞めずにがんばってよかったとわたしは思うべきなのですが、なんとかうまくやっていこうと頑張った日々を思うと少し虚しさもあります。

この先輩のせいで辞めていったわたしと同時期に採用された人たちはタイミングさえ違えば辞める必要もなかったわけで。それがすごく残念です。

辛口で辛辣な態度の方がいなくなることで職場の空気が改善されるのは間違いないのですが、パンチの効いていない料理みたいな物足りなさを感じるような気が今からしているわたしは一体なんなんだろうな。

寂しいです。

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この記事を書いた人

東京の下町で夫とねこと一緒に暮らしています。ゲームと海外ドラマが好き。長すぎる無職期間を経てスーパーマーケットでパートを始めました。

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