今年6月末、約3年ぶりに社会復帰しました。「3年ぶり」と書くと3年前までしっかり働いていたように思われてしまいそうですが、3年前にやっていた仕事はわたしが入社後2か月で閉店してしまい退職となったのでわたしのバイト歴も2か月だけです。そしてその前となると5〜6年のブランクがあり、小さな会社でデスクワークをしていました。わたしの取るに足らない職歴は別の記事に書こうと思うのですが、とにかく引きこもり主婦だったわたしは勇気を振り絞って社会復帰を果たしたのでした。
わたしの新しい仕事はスーパーマーケットの裏方!
家の最寄りのスーパーマーケットがわたしの超久しぶりの勤め先です。ここを選んだ理由は
- 近い(自転車だと3分、徒歩でも10分かからない)
- 体を動かす仕事がしたい(運動不足だったので)
- ブランクがあっても採用してくれそう(いつも募集している!)
こんな感じです。正直いつも利用しているスーパーマーケットなので不採用だったらちょっと気まずいなと思わなくもなかったのですが、無事に採用されたので嬉しかったです。(面接のことは別記事に書こうと思います)
部門はネットスーパーです。この部門の仕事が想像と違っていたのが唯一の誤算でした。
重い・暑い・きつい
お店にもよると思うのですが、わたしの職場はめちゃくちゃ肉体労働です。仕事を始めた時期がちょうど夏だったのでもうめちゃくちゃ暑い。空調なんてあってないようなもので、しっかり化粧をするのは2日目で諦めました。どうせ汗だくで汚くなるので…。
もちろんお客様のいる店内は涼しいです。ああこうやって汗を流しながら働いている人によってこの快適な空間は維持されているのだなあと改めて「日常」のありがたさを感じました。誰かにとっての「当たり前」を支えている人がたくさんいるんですよね。
コンテナは重いし、バックヤードは暑いし、階段の上り下りはきついです。(エレベーターはもちろんありますが貨物用なのですごく遅くてつい階段を使ってしまいます。)
そんな想像以上のハードワークなんですが、汗をかくのは気持ちがいいことですね。いままで夏も冬も居心地のよい場所でずっと過ごしてきたので「暑い!」とかそういう気持ちを久しぶりに思い出して嬉しくもありました。
同期が4人もいる!
わたしが採用されたときには1週間前に既に採用されたほぼ同期の方が4名いました。
わたしは同時スタートの仲間がいることがとても心強く、シフトが被っていると嬉しくて、お互い助け合って励まし合って、理不尽なことがあれば慰め合っていました。みんな優しい素敵な人で、怖くて意地悪な先輩も4人いればどうとでもなる!と感じていました。
わたしは無職の間は当然ながら新しい出会いもなかったので久しぶりの出会いが良いものでありがたく、「わたしこの仕事がんばろう!」と思えました。
ただそんな風に思っていたのはわたしだけだったようで、同期のみんなはこのあまりよくない職場環境に早々に見切りをつけました。
そして誰もいなくなった
やっぱりみんなも仕事内容が想像とは違ってかなりの肉体労働だったことに困惑し、かつ理不尽で意地の悪い先輩がいることもわたしたち新人の不満を高めていました。
それでもわたしは久しぶりの社会復帰がありがたい気持ちが優ったのですが、他のみんなは「時給が高いわけじゃないのにこんなにきついなんて…」と一人、また一人と去っていきました。
研修期間が終わる頃、わたしは一人になっていました。
みんないい人だったので「辞めようと思ってるの」と知らせてくれたときにはショックで、でも引き留めるようなよい理由がたしかにこの職場にはなくて、「そうだよね…」と言うしかありませんでした。
これから先の数年間は一緒に仕事をしていくんだろうなと勝手に思っていたわたしは家でこっそりしくしく泣きました。寂しくて。
もちろん友だちを作りに行っているわけじゃないし、仕事だから仲良しこよししたいわけじゃないけど、それでも「同期」というのは特別な存在だったなと思います。
短い間だったけど、きっと一番しんどかった最初の3ヶ月を一緒に過ごせたことでわたしも乗り越えられたことがたくさんあるので感謝しかないです。ありがとう。
わたしはどうするのか
みんなが去っていったあんまり良いとはいえないこの職場にわたしはまだ残っています。
みんながどんどん辞めていくとき、わたしも辞めるなら早いほうがいいのかもしれないと何度も思いました。腱鞘炎もひどくなったし、腰を痛めてコルセットをつけて仕事もした日もあったし、そもそも元引きこもり主婦にはいきなりハード過ぎるんだよと思ったり。
でも、もう少しひとりでがんばってみようと思います。同期はいなくなったけどもちろん先輩はいるし、他の部門の知り合いも増えました。まだ相手には名前を覚えてもらえていないと思いますが、なるべくたくさんの人の名前を覚えて自分の居場所を拡大していくことが今後の仕事のやりやすさにつながっていくような気がしています。
がんばろー